「エブリシング・バブル 終わりと始まり」を読みました。

エミン・ユルマズ氏の一昨年の著書「エブリシング・バブルの崩壊」続編なのでしょうか。

本書はバブルの崩壊それ自体よりも、その後に予想される重大な地政学リスクについて、日本人にもわかりやすいように解説しています。

そして、その地政学的要因が日本にチャンスをもたらすのだと説きます。これも著者が以前から主張していることですが、本書ではその理由がより丁寧に説明されています。

本書は、当たり前かもしれないが日本人のために書かれています。以前からの、日経平均は30万になるという著者の主張は、本書でも変わりません。ただそれよりも、「大局観を持ち、ストーリーで考えよ」というのが著者からのメッセージです。

日本経済が発展する理由が、米国の都合でグローバル資本が集まるからというのは、個人的にはあまり好みではありません。そんなものがなくても日本企業には頑張ってもらいたいものですが、まあムリなんですかね…。私は日本人なので、頑張ってもらいたいとか言っている場合じゃないんですが。

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